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鎧 YEAR

鎧YEAR

同人サークル randam_butter の冬コミ新刊「鎧 YEAR」(http://randambutter.blog.shinobi.jp/Entry/135/)を読んだ。おもしろかった。ゲスト原稿を依頼されていたのだけど、結局書くことができなかった。おれのような凡庸なオタには、2008 年に「テーマ:鎧」などという魔球を打ち返す力はなかったよ…。一応書くだけは書いてみて、どうにもこうにも鎧と関係なさすぎたので送信を見送った。鎧知識といってもふつオタなみにしか持ってないし、近代戦で鎧といえば戦車とかもあるけど下手に調べても戦車オタのひとに怒られるだけだし、わざわざ同人誌でまで鎧自体について書けることはない。比喩的に鎧を現代生活の中から見立ててなにかを書くという方法も検討したが、たぶんそういうのは脱オタとかオーラとかライフハックとかを実践している側の立場で書かれるべきもので、おれのように防備の薄い人間にはやはり書くことがない。というわけで、非鎧、無防備状態でのことなら書けるかもと思って、そこから連想したおれの小学校時代のクラスメイトであり学習塾でのライバルでもあった、S ちゃんとの甘酸っぱい(男女間の友情に関する)思い出などをツラツラと…いやでもさすがに関係なさすぎだろ。非鎧が鎧と関係ないのは当たり前だった。ダメだ。しかし。うーん。みたいな。

しかしまあ中途半端な文章送らなくてよかったと思った。執筆陣の方々は、結局皆(中にはやはり無理矢理気味なひとも居るが)ちゃんと鎧に関係のある文章書いてるもんなー。今回の MVP は何といっても V 林田氏だろう。商業誌の場合には必ずしもそうではないと思っているが、「体を張った同人原稿」というものには、なにかほかにない迫力があり、氏の原稿は「アステリスク*クライシス または迷子の子犬」でのヒライ氏の捨て身っぷり(←「ゆでたまごキン肉マン」の悪魔超人たちの超人強度を、実際にその超人のキン消しを肛門に入れてみることで再計測し、数値上では現れない強さを体感補正したうえで、最強の悪魔超人を選出する」というものだった)に匹敵すると思う。これと同じ誌面に並べていい原稿を、おれは書くことができなかったわーと、反省したようなホッとしたような気分になった。