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KINGDOM OF HEAVEN

ひさびさに見た。前回感想(http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20060909#p4)。いちおう視聴モチベーションはあって、前回は「ローマ人の物語」読んだつながりだったけど、今回は「ASSASSIN'S CREED」あそんだつながり、ということになるか(時代もだいぶ近いし)。それでいうと、エルサレムの全景はともかくとして、建物のフォルムとかはだいたい一緒だった。AC 作るとき、KOH は映像資料として参照されたんだろうな。色彩については、実写+補正の映画と擬似 HDR のゲームとではだいぶ違うんだけど。ほかには、タクティクスオウガとかも連想するかなー。石積みのますぐな城壁が多いから、マップチップで埋めるとあんなかんじの絵柄かなと連想しやすい。なんつっても薄幸の女王様の視線がな。込み入った事情とリンクする。

それでなくともわかりやすい西洋チャンバラものなので絵になるカットが多くて見応えあるし、台詞まわしもいちいち小粋でニヤニヤできる。心情を追うためには背景理解が必要になってくるが、まあ単なるチャンバラものとして表層を追ってくだけでも十分かっこいい。ただ、最近北方水滸伝とか読んでる関係で、騎士ものなのに騎馬戦描写に乏しいところはちょっと残念…(わーっと行ってぶつかったらあとは混戦)、というか、映画で見応えのある騎馬戦てあんま記憶になくて、たぶん視点をどこに取るかの問題とかなんだけど、映画という形式において騎馬戦の戦術表現には限界があるのかもなーと思っている。演出という意味では風の ON/OFF や方向変化とかもちょっと気をつけてみようかなと思ったりしていたんだけど、そういうことでなしに普通に見入ってしまっていたな。クライマックスの防衛戦、大軍勢に科学(兵器)で対応って基本コンセプトは死霊のはらわた 3 と一緒だよなーとか思うと、シリアスなシーンなんだけど可笑しい。

次見るときは、もうすこしキャラの心情に注目してみよう。