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人狼ゲーム マッドランド

構成 主人公役職 拘束具 (会議)吊り方法 人狼)殺害方法 備考
占い師1/狩人1/狂人7/人狼1 狩人 首に自動巻き取り式ワイヤー 全員にナイフ支給 首ワイヤーによる補助あり ゲイ登場
  • シリーズ中もっとも陰惨な人狼ゲームだと思う。
  • 初期展開もルール説明と探検が個別に戻ってたり、二周目キャラクタ居なさそうだったり、リブート感あるのな。人狼としてはルールがめちゃくちゃ変則だけど。話の体裁を変えずにシリーズを続けるなら、ラヴァーズでかなりやり切ったところある気もするしな。
  • 占い師の役者のひとのイントネーションに方言残ってるな?みたいな部分は新要素かも。
  • 復讐のように繰り出すハラスメントの数々から想像するに、ゲーム外で相当ひどいいじめを受けていたであろうゲイのキャラクタが出てくるのも新要素だけど、それが活かされてるかんじはあまりしなかったかな。全体「たとえ高確率で死ぬとわかっている道でも、行きたい道を進みたい」みたいなノリが暴発的に立ち上がってくるところは新しかった。それぞれ明暗はあるし、というか死ぬかもしれない道は基本死ぬ道だったけど。
  • この「死んでもいいやと思い切っちゃうやつが出るとゲームが壊れかねない」問題の頻発、狂人になってしまったひとの境遇を思うとわからなくもない。狂人は人狼側が勝たなければ生き残れないが、人狼は一人しかいないので、勝利する場合でも生き残れる狂人は一人だけ。自分を生かしてくれるかもしれない相手に殺されるかもしれないと、毎晩怯えなければならない。負ければ死ぬ、勝てても 6/7 の確率で死ぬ。多勢とはいえ滅茶苦茶不利。狂人に指定された時点でほぼ死ぬのだ。やってられない。一方人狼としても、死ぬ確率こそ低いもののそのぶん殺し続けなければならず、ハードだ。たとえ勝っても人生ヨレヨレになっちゃうよ。このひどすぎるレギュレーションを強調する意味でも、今回処刑が機械式じゃないのは効果的だったんだろうと思う、見ていてつらさが増したし。そのぶん(人狼が誰なのか後半まで明かされない関係もあって)人狼の襲撃シーンは省かれたけど。
  • シリーズ初、最終局面が人間展開にならず、ちゃんとゲーム的な勝敗を争う。それこそが本当の狂気の沙汰だと、これまでシリーズを追ってきた我々には身に沁みてわかっている。居並ぶ役職狂人たちを圧倒する主人公のリアル狂人プレイの成果だ。なぜ主人公にあの行動ができたのか?と最初わからなかったし、いまでもわかってないけど、ひとつには村の狂人たちのむこう見ずな、もしかすると勇気ある、あるいは真剣な、狂気的アクションに主人公もまた触発されたというのはあると思う。あともしかすると…いやまあいいや。
  • 占い師が最後に自分の手を汚したのは、ケジメだな、と思った。
  • 本作、ラヴァーズまでのシリーズとはかなり変わっていて、たぶん今回のルールだと二周目ないっぽいんだよね、人狼知識はそこそこあるみたいなキャラクタ多かったけど、人殺し人狼自体は全員初心者ぽかったし。あと、今回勝者に賞金一億円っていうメッセージがないんだよねー(190906 訂正:メッセージあった。記憶違いだった)。同じユニバースでラヴァーズ後の世界だと考えた場合、もしかするとラヴァーズのキャラクタが(どういう方向かで)世界をちょっと動かした結果だと妄想する余地があるのかもしれない。

…いまさら思ったけど、よく考えたら首ワイヤーて撮影用のピンマイク兼ねてるのかな。たぶんそうなんだろうな、この方式になったクレイジーフォックス以降、台詞聞き取りやすくなったし。