matakimika@hatenadiary.jp

WELCOME TO MY HOME PAGE(Fake) ! LINK FREE ! Sorry, Japanese only. 私のホームページへようこそ!

最近の読書 - 主に後期聞煥章関連

  • 血涙読み終わった。いやー、死んだね、みんな死んだね。あと宋てのはつくづくクソだね。だいぶ遼側に感情移入できたところで楊令伝に続こう。でも楊令伝の頃には遼もだいぶクソいかんじよね。この後、楊家の子孫は水滸伝楊志として凄絶に戦い、あるいは楊令伝で蕭珪材としてがんばっていくかんじかね。で、数千年後にも魔術師ヤンとして望まぬ戦争に駆りだされ続けると。平和な楊といえばマダムヤンラーメンくらいのものか…。
  • 楊令伝読み進め。公孫勝は萌えるな。デレがないクーデレだ。デレたいと思っていないクーデレだ。そしてただクールというだけでもない。
  • 李富と聞煥章は「官僚やなー」感ある。特に聞煥章が小さくなった。水滸伝後半からジワジワだが、地方軍の将軍たちの評価や切り捨て方が冷たいし、そこに自分の責任を感じていない。「唐昇のような者を梁山泊側に押しやってしまうのが宋の衰退ガー」みたいな理解全般が。そういう問題ではない、というか、たぶん聞煥章の認識は間違ってはいないんだが、そういうことでは身を滅ぼす。
  • いや唐昇を梁山泊側に押しやったのはおまえらが与えた境遇からですけど?だからおまえらのせいではなく?宋のせいなわけ?というか…。まぁそんなこといいだすと、エリートは大きな組織の全部見てろやという話になっちゃうのでアレだけど。宋の外側から宋を見るようなかんじになってしまってからかな。あと聞煥章のダメになり方は「聞煥章が救い上げなかった場合の李富」みたいな姿も多少重なってんだけど、じゃあそこは李富がもうちょっと聞煥章をよく見といてやれよというか、…いやそもそも李富がダメになった経緯には馬桂のことがあるんだし、李富の胸中的には、聞煥章はそんなものではないんだろうけど。
  • 聞煥章を、駒として使い切れず中途半端にダメになっていくのに任せた格好に、結果的になっているのは、李富の力量はともかく、組織として採る方法がなにも進歩していないということにならんか。「出向で飛ばされた先でダメになりました」てエリートの普通の話すぎて。人生…。まぁキャラ整理の大波を超えられるほどの人物ではなかったというかな。たしかに、とにかく、宋側のキャラクタは役人だろうと軍人だろうと、成果を出そうと出すまいと、報われないというか、不本意な末路が多いので、官僚の冷たい評価はあながち間違ってなくて「こいつらなんにもわかってないけど正しい」と。そいういところが官僚ぽい。そして彼らといえどもその不本意な大波から自由ではなく、ミイラ取りのミイラ化してゆく過程がいま読んでるあたりの聞煥章。
  • 子午山は東北の山中やね。王進は剣豪。たぶん陸奥守とかアシタカとかも居る。で李俊は、絶海にあらずの藤原純友やな。