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最近のアニメ - 「老人のアニメは自分が老人になってから見ればいいや」という気分関連

  • 風立ちぬは「なんかもうべつに宮崎駿氏作品にはあんま興味が湧かない」という理由で見る気が起きない。や、べつに嫌いじゃなし、見ればおもしろいし。ただなんかもうべつに興味がないというかんじだよ。普通の感覚だと思うよ…ていうか宮崎駿氏が最近の深夜アニメはつまらん的なことむかし言ってたのってそういうことじゃろ、深夜アニメみたいなものが流行っちまうと、おれみたいにアニメに依存した生活送ってるくせして宮崎駿氏のアニメにはとくだん興味が湧かないようなオタが増えてしまうということだろ。
  • インターネット的なかんじの話に脱線すると、なんかこのー、宮崎駿氏作品てもののけ姫までは全然そんなことなかった気がするんだけど、そっから先てとにかく宮崎駿氏の精神分析みたいな感想が増えていったよーな気がするんだよねえ、あれがなにかといえばやけに時差を置いてエヴァファンでも流入したんかなーというかんじなのよね。なんかエヴァファンてそういう感想好きだったやん。
  • でもラピュタとか TV で放映されているぶんには皆「バルス!」とかやってるかんじで、これ客層全然違うってことなのか、なんなのか。近年作で精神分析的な感想言ってるひとはラピュタ見ながら「この頃の宮崎のキンタマはー」とか語っとくべきやないの?みたいな…いや語ってる範囲もあるけどもね。多数派ってかんじはしないね。
  • でも高畑勲氏作品に関するキンタマトークは興味深かた、です。かゆい。うま。
  • あ、往年の宮崎駿氏作品の精神分析的感想といえば「宮崎駿氏こそがマジでリアルで至高で究極のロリコンかどうかを厳しく検討しようぜ」みたいなやつばっか読んでたような記憶が。おれの視界だとロクな視線に当てられてねえのか宮崎氏。なんか可哀相になってきた。
  • ともあれ、遠目にボンヤリ見てるぶんには「90 年代に庵野秀明氏についた客が、00 年代にはなぜか宮崎駿氏について、それがいまんとこ続いている」みたいな印象。ふつうそういうのって、より若い作り手へ客層がシフトすると思うんだけど、なぜか老いた作り手へ移ったように見えるのが不思議。
  • だから宮崎駿氏と庵野秀明氏て、師弟関係の因縁がどうのってより、なんかついた客が似てるって部分で同じ箱に入っちゃう部分もありそうよね、という理解がいまんとこおれにはある。で、そういう過剰な読みっておもしろいんで、おれもある程度はついていきたかったんだけど、ポニョでグーっと引いちゃったんよね、あーなんかこれは違うわそういうんじゃないわって。ゲームとしておもしろくなくなった。ヴァンパイアセイヴァーカプコン社格ゲーから脱落したようなかんじだろうか。
  • ついでにおれの中年もだいぶ深まってきてて「自分より上の世代の作ったもんにあんま興味がなくなってきた」てのはあるな。いや一回り上くらいの年代のひとたちには今後とも馬車馬のよーに働いてもらっておれの暇つぶしコンテンツをガンガン生産してもらいたいけど。宮崎駿氏くらいになるともう、おじいちゃんだしな…「じゃあおれがおじいちゃんになってもまだ生きてアニメ見れる環境を維持できてたら見ますわ」という…。
  • ようはオタクには「中年になるまでは、年長世代の作った出来のいい作品に囲まれて育つので、同年代以下の作った作品の粗ばかりが見えて、作り手の世代交代に巻き込まれて興味関心の対象を失う」みたいな罠というか、その先に行きたけりゃ乗り越えなきゃいけない中二病的な状態が何度かあるんだけど、それを何度かは乗り越えたがゆえに生じる新たな中二病的な状態というわけやね。というかそれにかこつけた中年の中折れテンションのしわ寄せをそこに持っていってるかんじだろうかね。