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Podcast 近況

  • ピコキャスの iTunes Podcast ゲーム / 趣味ランキングではたしかに低いが、The Bungie Studios Podcast より上。したがってピコキャスは Halo より Destiny よりメジャー。
  • iTunesPodcast ランキング、ゲームカテゴリにやたらラジオドラマがランクインしてるし、アートカテゴリも朗読まみれだしで、おまえらそういうのはオーディオブックストアか何かに行けやと思わなくもないが、逆になんでおれは Podcast ではそういうの聴きたくならないんだろうか。
    • 誰か 100 人くらい別々に「◯◯がー、おもしろかた、です」くらいの Podcast やってくれよって思う。
    • あと声優ラジオきいてるとなぜかドンドン脂汗が出てきて緊張感が上がり続けるので登録できない。女声の「リラックスしてそうにキッチリ喋る」みたいなのが苦手なのかもしれん。いはゆる「よそゆきの声」てやつが子供の頃から嫌いだしなー(たぶんちがうけど宮崎駿シンパシー)。
  • あれ、おれが「これはほんと拷問だ」と思ったオタ Podcast をやっていたひとがやめたあと新しくはじめていた政治系 Podcast の更新が止まっていた。
    • かんたんに自分の感情を表現できるような発達した表情筋がついてそうな頬の振動がスピーカーごしに伝わってくるような声は信用できねえ!
  • 町山氏の Podcast を延々聞いた結果「町山氏はたいへんすごくて偉大だと思うしこういうひとに居てもらって喋ってもらわないと困るしこのひとの話聞いてるとおもしろくてためになるけど、嫌いだ」ということがはっきりした。やっぱおれ「これこそが作者のいいたいことなんだ」みたいな話を熱心にされても「だからどうした」と思っちゃうので、どうにも熱心に追っかけられないのと、結局おれは自分のパッションが一番大事で、あと守備範囲が狭く浅いもんだから普通にウンチクトークきいてるだけで「これが真実だ!」みたいなものを押し付けられてるよーに感じちゃうんだよね。たぶんもっと広汎に平衡感覚キープしていれば、べつにそんなふうにも感じ無いはずなんだけど(つまりは東京民ではなかったことの自己正当化だ)。で、これってプリミティブな「オタクの、オタクの仮想敵としてのサブカル、への嫌悪感」そのものなんだよ。ここいらのニュアンスを説明するの面倒なんで長年「いやーおれは自分大好きなんで」で済ませている。さらにいえば「自分の立ってる位置自体が持っている政治性、に無頓着でいる権利みたいなものが民主主義にはないことへの怠惰な苛立ち」みたいな話につながってんのかもね。
    • おれはたとえば「UC 史観とかで延々激論できる」みたいな方面のガンオタと全然お近づきになりたいと思わないんだが、でも「富野氏作品の政治性みたいなものをガン無視してガンプラとかメカとジオン軍が好きなだけのガンオタになった」みたいな彼らの姿自体はたいへん力強くてかっこいいと思っているんだ。ヘッドフェイクをものともしない貪欲さ。あと「劇ヱヴァ見に来てポカンとしてた DQN 客」みたいなネット逸話に出てくるよーな DQN 客とか。そういう人たちが「エヴァを正しく理解できてないこと」しか問題にしないのがキライだ。「じゃあ彼らは劇ヱヴァをどう理解したのか」を知りたい。
    • ようはおれ「誰がなにを見てどう思おうがひとの勝手だしそこへもってきて「これが正解!」とか言い出すのは無粋」みたいな神秘主義なんだろね。われながら「唾棄すべきひとそれぞれ論者」というやつだ。もちろん同時に「いや正解はあるだろ」みたいなおれも居るので、シーソーゲームの範囲で態度は便利に使い分けつつ。
    • そして、ということは、おれみたいなやつというのは、結局皆と同じ日本語をしゃべっているようでいて「日本語とよく似た自分専用言語でしゃべっているので、ほかの日本語ユーザーとなんとなく意思疎通できているような気分にお互いなってるだけ」なのだ。そして世の中そんなやつばかりなのだ。だから「ニュアンスでなんとなく理解しあえている方言圏」としてのオタク文化圏みたいなものがこれだけ巨大になった。で、メディアには公共性というやつがあることになっているので、マスなそれにはどこの誰相手にでも流通しうるものが載ってないとダメだ。つまり「共通語」だ。神秘主義の局地に逃げこまず、荒野の真ん中に堂々と投げ出される言葉だ。強い弱い効く効かないの問題ではない。町山氏は共通語で語ろうとしているように見えるからおれにとって偉く、そして町山氏が操るのが共通語であるがゆえにおれは嫌悪するのだ。オタクの仮想敵としてのサブカルの姿だ。「自分の外側に踏み出して他者と合意できるひとつの真実」として評論が提示される感じというか…。