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日記やめようか関連

長いこと web 日記をやっていると、「そろそろ日記やめようか」と思うことは何度かあって、そのほとんどは飽きたとか生活環境の変化とかなんだけども、そういうのと違う「やめようか」の契機というのもあって、それが「こいつの考え方おれとほとんど同じだ、というおれと別の web 日記者をみつけたとき」だ。

そういう日記者を仮に H 氏とすると、今日おれになにかがあってそれについて日記に書こうとしたときに、「でもこれ同じことが H 氏に起きれば、たぶんおれと同じような日記を H 氏は書くはずだから、おれはそれを書くより、H 氏にそのことが起きるのを待ったほうがラクなんじゃないか…」という打算が生じる。まぁそんな自分そっくりさんの日記なんておもしろいに決まっているので(自分の日記をいちばんおもしろがって読むのは自分だし、そういう自分であれば、自分そっくりの考え方をする人間の日記は相当おもしろいのだ、頭の中が自分そっくりでも彼らを取り巻く環境はおれと全然違うわけで、それは平行世界に生きる別の自分の日記を見るようだからだ)、その日記の存在を知った時点で読める限りのログは読み漁っており、今日ふと思ったことについてよくよく考えていくうちに「あぁ、これ H 氏の日記の 07 年頃のログで読んだわ」とか思い当たることもある。おれのシナプスが結びつく前にインターネットに結論が書いてあった!自分の日記すら検索に頼らないとなかなか漁れなくなってる状況なので、ログに思い当たる前に日記を書き終えてしまうこともしばしば。

でも人間とインターネットの蜜月はなかなか続かないもので、「うおおすげえこの最初に目が吸い付いた細部にだけやたら執着して思考ループしたあと損得勘定が面倒になってロマンに逃げる感じ方は完全におれ!ドッペルゲンガーいた!」とか狂喜して 1,2 年経ったらおれとかなり思考がズレてきて「これはもはやおれではないな…ふつうの他人だ…インターネット…」みたいなかんじで平熱に戻ったり、または(現代は必ずしもおれみたいな人間が生きやすい社会ではないので)生活困窮からか日記更新が止まってしまったり、サイト閉鎖されていたりする。いままでに「これはほとんど 90% 以上おれ」と見込んだインターネッターが三人居て、二人はちょっとズレつつウヤムヤに消えていってしまった、いまも一人かなりおれそっくりなひとが居るんだが、おれと違うリアルに染まってかなり進路がズレてきている、けど根っこはさほど変わってないかんじなので、あまり「遠くなってきたな」というかんじはしない。

「まるでおれ」みたいな web 日記者が最初から五人くらい居て、それらがいまだに毎日更新されていれば、あるいはおれは自分では日記を書かずに彼らの日記を毎日たのしく読んで暮らしたのかもしれんなと思うんだが、しかしやっぱり書きはじめたのかもしれんね。インターネットに損得持ち込んだら悲惨なことばかり増えていく(http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20101007#p1)、web 2.0 である。あるいは世界のどこかに居る別のおれみたいなやつが、「matakimika が日記書いてるからおれは読んでればいいや」とか思っているのだろうか…。じゃあ書けおまえも。おれみたいなやつならラクに死ねると思うな。