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LIAR GAME

  • 原作読んでやっぱ甲斐谷忍氏作品は福本伸行氏作品のようなギシギシ感がなくていいよねーみたいなかんじになったので、放映時にわりあいいいかんじだったような記憶のあるドラマ版ライアーゲームを一気見してみた。Season 1 & 2 と劇場版、そのあともう一回劇場版やってるみたいだがそっちはまだ見てない。
  • で、これほんと見やすい。ラク。台詞ばっかりのドラマだからほとんどアニメの感覚で見れるんだよね。ナレーションがいい声で超安定してるし。安っぽさとスケール感のなさ、バンバン割られるカット、敷き詰められた小道具&装飾&色彩、間違いなく深みのないかんじ、とてもラクー。ヤスタカ音がきっかけで見てたんだけど、なんかじょうずにまとめたスイーツ感ある。癒される。
  • しかし松田兄弟はほんまかっこいいね。イケメンやね。本作に出演してるのは弟のほうらしい。イケメンってだいたいは昆虫か爬虫類系の美男子を指す日本語だけど、松田兄弟はちゃんと人類っぽいイケメンやね。
  • やっぱ虚仮っぽい装飾とかデカいモニタがあるとかの関係で相性いいのか、パチンコ屋とかボーリング場とかのロケが映える。
  • 原作だと退場しないヨコヤが season 1(三回戦まで)で退場しちゃうので、season 2 からヨコヤの代役が登場するんだけど、いまいち活きてなかったかんじだ。狙って立てたフクナガのキャラが立ちすぎて、ヨコヤの実写ドラマ化による生っぽさが微妙に被ったので大きくキャラを変えてきたのかなーみたいなへんな邪推をしてしまった。というかアキヤマは敵役にこだわられすぎだよね。ライバルがもっとゲームをエンジョイしてて遺恨とかどうでもいい系だとおもしろかったかも。
  • 肝心のフクナガの濃演は、season 1 終盤らへんからさすがに弾切れ感あって、それでもポジション守って敢闘しつつ、season 2 からはかなり濃いめの脇キャラで場のオモシロ感を煽ってきてるかんじしたし、実際それで楽しめたんだけど、全員新キャラ番長連合集結みたいな状況では各人の見せ場もさほどなく、惜しいかんじが。
  • ところで原作だと(まだ椅子取りゲームらへんまでしか読んでないのでアレだが)LIAR GAME が誰によって何のために行われているのか明かされないまま進行してるんだけど、ドラマ版では season 1 で主催者を名乗る老人(←season 2 で「出資者の一人にすぎません」と否定されてるが)とかが登場するんだよね。たぶん「主催者がそもそも居るのかどうかもわからない不気味なゲーム」みたいなアーバンホラーノリよりは、福本伸行氏作品的な(非常識な金持ち老人の狂気 vs 若者の怒りみたいな)ノリのほうに寄せるためと、あと話にものすっごいわかりやすいオチをつけるために、そうしたのかなーというかんじ。もうね、これが相当に安っぽい。で、その安っぽさがこのドラマにはすごく合ってて嫌いじゃない。season 2 から劇場版では、なんとなく曖昧な(原作っぽい)かんじに戻したけど、まぁ season 1 で一度味わった安さが心地良かったので、どうでもいいかという気分に。
  • 劇場版、やっと椅子取りゲームやーとたのしみに見たら初のドラマオリジナルゲームで拍子抜けした。椅子取りゲームのほうは、新劇場版でやってるっぽいな。でも新劇はヒロイン変わってるっぽいので見る気が減退中。

見てると人狼やりたくなるよいドラマだった。というか人狼がやりたいんだよおれは。