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ドラえもん 新のび太と鉄人兵団 〜はばたけ天使たち〜

最近流行りのアニメ映画ー、お尻の小さなアニメ映画ー、といえばマクロス F 後編であるところのサヨナラノツバサであり、その全文カタカナサブタイトルは、ソラノカケラ(AC04)ファンとして長年カタカナタイトル界隈を見渡してきたおれにとって要注意物件のひとつであるばかりか、まあ普通にマクロス F は好きなので、見たい、でも前編は結局見れなかったのよね、だからいきなり後編だけ見るってのも何だナー、とはいえ(この一年がブランク期間になってしまったのは痛いけど)往年に比べるとそれなりにはアニメ勘の復調したおれだ、たぶん問題なく見れる、おおらかな瞳で見れば TV 版からの多少の設定ズレや展開違いも折り込んで楽しめるはず、ノリ重要の超展開をエキサイティングにたのしむのがよい的な評判だから、最悪なにもわからなくてもなんだか楽しい、くらいのところに落とせるはずだ、みたいな算段をしているところなんだけど、一方で新ドラ映画の旧作リメイクも今年はいよいよ鉄人兵団で、新魔界の美夜子さんがブリリアントであったことを考えると、今回のリルルアレンジにも結構期待できるはず、しかも今回リルル役が沢城みゆき氏だっていうじゃないの、というわけで、田舎じゃ鑑賞のむずかしいマクロス F よりも、先にノビテツ鑑賞が先だと、見てきた。おもしろかった。

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恒例の劇場おまけももろた。今回は頭が変形して腹ばいに走るドラクロス

  • 夜とはいえ、観客おれ含め四人ってのはちょっと少なすぎ。視聴環境としては静粛極まりなく、ブラボー田舎といったところだが、あんまりよくない。自分がメインターゲットでないことがわかっている映画を見る際に、それを映画館で見るメリットのひとつは「メインターゲットとなっている客層の生の反応を確認しながら映画が見れる」ということなので、子供の居ない劇場でドラえもんを見るのはいまひとつ物足りないってのがひとつと、あとは、なんかこーメインキャストの人数未満の観客で映画見るのって、申し訳ないような気分になるんだよね、こんだけの人数のために大勢に頑張ってもらってすみません、みたいな。
  • で、内容。つっこみどころはあるがいいエモさだった。新魔界みたいな無理やりな感情同期とかもなかったし。ザンダクロスのスパロボとしての見せ場も保ちつつ、基本的には戦争がんばる勢のハシゴを外すしずちゃん大活躍もあり。(どっちも見てきた Twitter 界隈の反応をみるかぎり)マク F はこれより盛り上がるのかーと思うと期待感アガる。がんばって見にいきたい。
  • どうでもいいが、のび太が石蹴りながら帰るシーンで、二回目に蹴るとき、蹴る前の石が蹴った作画のあとにも数フレーム残ってたような。
  • 前作リスペクトとして、前作 TV CM で使われた「ザンダクロス、信号を止めろ!」というセリフは残してほしかった気もするけど、今回信号送るのがザンダクロスじゃないからしょうがないなー。
  • 湖をみて「鏡みたいだー」というセリフや、シロクマというセリフで南極でなく北極であったことを確定させるのび太など、全体的にキャラクタの勘がいい(=説明がクドくなくて想定視聴者のアニメリテラシ高め)話だった。小学生向けの視聴難度としてはちょい高めか。まあわかんなくて問題のあるようなことでもない。
  • 本作の原作からの改変ポイントは「原作ではザンダクロスの脳を躊躇なく改造してロボットとして利用していたけど、本作では脳のキャラクタを強化して、それをのび太が懐柔する」という展開になって、それがしずちゃん&リルルの関係性とうまいこと並行する、というあたりで。子供の善性最強伝説になってるイヤさみたいなものはあるけど、まあそこ疑ったら話にならんしなみたいな感傷もありつつ、わりあい素直に楽しめた。泣きじゃくるピッポのび太が抱きしめない、という演出などはとても良かったし。
  • 原作からある「なんで鉄人兵団湖抜ける手前で疑問に思わないの?」みたいなアレに比べれば、「なんでピッポとリルルは超時空通信がモノローグ会話が可能なの?」あたりはとくに問題ではないっていうか、むしろ感動ポイント。
  • 新魔界の美夜子さんが、ずいぶん精神年齢低めのアレンジだったのに対し、新鉄人のリルルはプロに徹したキャラになっていて良かった、というのはたぶん、子供の感情移入担当を新キャラ・ピッポに分担させたからだろうな。だから、新魔界でのしずちゃんと美夜子さんの関係性と、新鉄人のしずちゃんとリルルの関係性はかなり違う。それはそれとしても、新劇場版シリーズではゲストキャラとの関係性構築にしずちゃんの果たす役割が大きめなかんじだな。ドラ映画では恋愛が基本的にないので、同性同士の友情て点から、ゲストキャラが女性だった場合友情担当としてはしずちゃんしか居ないもんな。
  • 新魔界のとき地球全景カットで北米大陸中心だった(り満月博士が満月牧師になってたりした)のは、アメリカ展開の場合を考慮してなのかなーと想像したのだけど、今回地球全景では日本中心だったので、海外展開的に舞台がどこであるかはあんま問題ねーという判断なのかなとか。それもあってか、本作では実在の東京風景がちょいちょい出てくる。都庁前などわかりやすいが、池袋駅前とかも。池袋はアニメシティ化が進んでいるね。ていうかデュラララも続き見ないと…。

おまけ。

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あれが最後の全員集合だとは思えない…。