最近の読書
「破軍の星」を読み終えたので、次は遡って「武王の門」を読みたいところだが、たぶん近所の本屋にはないので、漠然とタスクに置いてる谷甲州再読から引っ張ってきて、部屋から「巡洋艦サラマンダー」でも発掘するか。とはいえ、それも遠いなー。たぶん本屋行くよりも部屋ん中のダンボールのほうが。人文距離感。
- サラマンダー諦めて本屋に行った。ところが「武王の門」が置いてない。困った。すっかり脳が北方氏作品モードになってんだよ。結局耐えきれず「絶海にあらず」を買った。しばらく前に M さんがハマっていたやつだ。合戦語「揉みに揉む」と並び、本作におけるキーワードは「獣肉」らしい。どういうんだ。
- ちょっと読んでみたかんじ、獣肉食ってるやつはいいひとだとわかった。獣肉食わないのはいけすかないやつだ。
- 獣肉はただ食えばいいというものでもなく、獣肉シェアが絶対ときめきフラグ。
- 己がケバブは己の銀一粒で贖わねばならぬ。
- 読んでると、獣肉さえ食えばなんでも良くなるような気分になってくるな。
おもしろい。2005 年刊行だから、最近の作で、描写の安定感が高く、キャラクタがいきいきしている。時は平安、てことは「破軍の星」より昔、主人公はやはり公家で、藤原純友。おれの大雑把な日本史認識でいうと、海賊の親分になって平将門と同時期に反乱を起こしたひとだな。よくわからん。まあ、読んでいくうちにわかってくるだろう。とにかく獣肉が好き。