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最近の読書

mixi で北方水滸伝の三巻が出ているという日記を読んだので買ってきて読んでいる。世が乱れ役人が腐り若者が苦悩している。まだ読み終えていないが、一日でかなり読み進めてしまった。月に一度堰を切ったようなペースで読み、また一ヵ月待つというサイクルはしかし、梁山泊の外に居ながら梁山泊とつながっている同志の心境と同期しているような感覚が得られておもしろい。あと王進宅の人間再生工場っぷりが、なんだか妙に RPGSRPG 的に扱われているようにも思えておもしろい。そうならないよう細かに描いてはあるのだが。ゲーム化しないかなこれは。北方的なパラメータをマネジメントしてゆく水滸伝 SLG とかおもしろそう。まあ本質的には、このような感覚はゲームでなく小説でなければならないのだろうが。

おれも、発売日に北方氏からのメッセージがメール配信されるという Club 水滸伝に入会するか。本文とはノリの違う朴訥としているかのようなメッセージ文体から、羆とテディベアのあいのこみたいな姿の北方氏が幻視され、なんだかニコニコしてしまった。伝えるように、伝わるように、突き放しつつ目をそらさずに書くというのが、プロとしての技術でもあり、また小説家としての誠意でもあるだろうか。