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バトー「認めたくないものだな 自分自身の若さゆえの過ちというものを…」

登場人物が聖書やら現代思想やら文学やらをガンガン引用しながら対話します。しかも今回はいつもより量大目、大盛りつゆだくって感じ。ちょいとそりゃやりすぎじゃないの、なんで登場人物がみんなそんなにインテリさんなのよ、とさすがに呆れていたら、セリフの中で「外部記憶装置から検索してる」というような理由付けをしていて大納得。つまり電脳化してネットに繋がってる人たちはみんなアカシックレコードにアクセスできるようなもので、誰かが何かを引用したらそれに関係する警句やら名言やらをばーっと検索してすぐに引用しかえせるってわけだ。

これって「アニオタのひと同士が、好きなアニメに出てくる台詞だけで会話してるありさま」とかを補助するイメージでおもしろいな。オタじゃなくてもオタのように会話できちゃう未来社会っていうイメージか。ゆりかごから墓場までほとんどの人類がコピペだけで不自由なく生きていけるくらい大量のデータと索引が充実したような。となるとそういう未来はたぶん第二世代オタにとってはうれしくないわけだなあと思った(第一と第三はそれぞれ対応できるだろうけど、第二世代はその状況に苛立ちを感じるだろう)。漫画に出てきた「電脳化したくないから指をサイボーグ化して無理やり補ってる博士」みたいなかんじの、対抗的な強化をやっていかなきゃならないかもしれない(そしてそれではおいつけないので結局敗れ去っていく)。タグ打たなくなるとおもしろくなくなって日記の仕方に迷うことになるのがいやなおれみたいに。あたらしいたのしさはたぶん見出せるにしても、古いたのしさを失わざるをえないのはつらいところだ。

関係ないけどスパロボとかも、名台詞だけドカドカ並べることで「あんまり詳しくなくても濃そうな会話ができる」機能を持ってるよな。まああれは外部記憶から検索とかじゃなくてインデックス型のなにかっていうかんじだけど。