オタ宴会
カレーを食ったあと池袋に戻って、MさんとKさんの飲み会に途中から参加。ほかにやおい文化に詳しい元腐女子のひとが居て、いろいろとお話を伺った。
- 聖闘士星矢のやおいジャンルでの興隆について「絵は下手だと思うけど色気があるのがよかった」とのコメント。
- 女性向けだとやおいが発展したけど、男性向けだと(ベタ移植を安易に想定した場合に)百合としてはあまり発展せず、相応の異化を経て萌えに行った、というあたりの話がちょっと出たけどそっちの話題は伸びず。このてのゲタの薄弱な妄想橋をかけるよーな会話のためには、ある程度前提を共有しないとだめかもな。
- ドリー夢小説とかについても聞きたかったけど忘れてた。
- やおい界隈において栗本薫氏の果たした役割とかについても聞きたかったけど忘れてた。
- なんでも一緒くたにやおいと括られることで生じるオタ-やおい間での誤解問題は、オタ-サブカル間での誤解問題と同じパターンだなという感触。であればオタ側からやおいクラスタへの理解が深まればいいという話になると思うので、最近そのへんのことを知りたいかなあと微妙に思ってるんだけど、サブカルにせよやおいにせよ各界隈なりのクラスタが存在して、それをオタ的理解に単に移植するだけではまたそれによった誤解が生まれるだけなのだろうから、アプローチの仕方がむずかしい。ううむ。わかりあう必要はない、単に知り合うだけでも随分な前進に思えるんだけど…。
散会後、Kさんの家の「苺ましまろ」DVD 無限ループ上映会に参加しようと自転車を取りに自宅へ戻ったところで倒れこみ、そのまま腰が立たなくなってしまったので参加は取りやめ。布団に倒れこんで寝ようと思ったら、サブカルのひとたちのネットラジオがはじまってたのでそれ聴きながら、半分寝ぼけつつ、結局朝までうつらうつらしていた。今日はあちこち行っていろいろ見聞きして、疲れたなあ。
カレーを食べる会(?)に参加
前日に「ネットのひとたちが集まってカレーを食いつつ地域共同体のあり方を再検討するという会があるんですが、どうですか」と誘われて、ひとが集まって食うほどのカレーなら是非食ってみたいと思ったので参加。なんかネットで有名なひととかもけっこう居たっぽいのだが、れいによっておれあんま有名なひとと話すようなこともないので(直接会ってもべつにお互い話すようなことのないひとの話でも、おもしろく見聞きできるところがインターネットの魅力のひとつだとおもう)すみっこで小さくなって黙々とサラダとかカレーとか食いつつ聞き耳。疲労が溜まってたので会話に参加するより聞いてるほうがラクだったというのもある。位置づけとしては以前に行った晩飯 OFF 会(http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20050224#p4)みたいなかんじになるだろうか。あやしい界隈の集まりとのことだったので、じゃああれだ会話の隙間に顔文字が空気振動で飛び交うさまが見れるわけだなと思っていたら、おおむねそんなかんじだった。ネットコミュニティとしてはかなり落ち着いた雰囲気で、一般的ないいひとっぽさとネット的な足癖の悪さみたいなところが自然に同居してる印象。社会人とオタ社会人の、「社会人的」を媒介した不自然でない配合の感覚とかもあったかなあ。あーインターネットのひとたちにはこういう成熟の仕方もあるのだなあというか。あと前日の夜、せっかくだからばるぼら「教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書」をもうあと五分くらい読んでから行こうかと思って部屋探したけどみつからなかったのでやめた。データベースに見出しをつけても、見出し自体がデータベースに埋もれてしまって見当たらない問題。
で、肝心のカレーだが、店は「もうやんカレー」(http://r.gnavi.co.jp/g160738/)という名前で、飲み屋兼カレーライス屋みたいなところだった。料理のボリュウムは全般的に多め。サラダとかでかいボウルで出てきてびっくりした。壁の本棚に漫画が積んであって好感。和レー。チキンカレーを頼んだらチキンがゴロンとのっかってるやつが出てきて新鮮だった。そういえばチキンカレーにはこういう解釈もあったよなという。辛さはデフォルトが中辛で、上限は 20 倍。初回に MAX をオーダーするのはカレー体験としては失敗するケースが多いので、とりあえず 10 倍を注文。おいしい。集まって食うだけのことはある出来だろう。10 倍という辛さ設定についていえば、口当たりは辛くないが舌のあたりで辛くなり、そこから先へは後引かないかんじ。この感覚が 10 倍に設定されているあたりも、よくわかってるぜオヤジ!というかんじであってひじょうに嬉しい。カレー秘密研究員のひと(http://r.gnavi.co.jp/g160738/img/g160738ps3.jpg)が居るらしいしな。
続けて 20 倍も注文してみたい勢いだったが、サラダとかつまみとかも食っててかなりおなかいっぱいだったので食えず。改めて食いにいくべきだな。あと鴨がうまかったよ鴨。